吉田寮の植生案内

吉田寮の植生案内

令和5年度 吉田寮敷地内植生調査 報告書

元寮生、寮生有志3名による

はじめに

吉田寮の現棟中庭および北寮北、南寮駐車場には多様な樹種が生育しており、吉田寮建設時に植栽されたものから、外部より侵入・定着したと思われるものまで多くの樹木が立ち並ぶ。特に現棟1中庭では、温帯(暖温帯)や亜熱帯などに分布する様々な樹木が生育しており、草本を含めて自然植生では見られない雑多な植物が混生する様子がうかがえる(図1)。中には幹直径が1mを超すと思われる大木も複数見られ、また現棟の高さを超える高木も数多く生育している。下層植生においても、一年を通して様々な草本・シダが出現し、四季折々の風景が見いだされる。しかし、これらの植生について樹木の本数や種数等を調査した文献は今のところ確認されていない。

そこで今回、現棟中庭の樹木をはじめとする寮全体の植生を明らかにすることを目的として、敷地内の植生調査を行った。この報告書では、調査を通じて分かった樹木の本数・種数・樹高、さらに草本・シダ植物までの分類群について、詳細を記すこととする。

図1. 吉田寮現棟中寮の風景。 シュロ、エノキ、シンジュなど様々な植物が生育する。

調査方法

植生調査は樹木調査および草本・シダ調査の2項目に分けて行った。なお、ここでいう植生とは、寮内に生育する維管束植物2のことである。

樹木調査

調査期間:2023年6月~2023年10月

調査エリア:吉田寮現棟の南駐車場および近衛通り沿い、中-南寮間中庭、中-北寮間中庭、北寮北側、管理棟西、食堂北側、イチョウ並木、新棟3周囲 (図2)を調査した。現棟の南寮駐車場は近衛通り沿いのフェンスまでを、中庭の東側はテニスコートおよび吉田南4号館との境目までを、北寮北側はフェンスまでを調査地とした。新棟のイチョウ並木より南は京都大学学生集会所の敷地内であるため、そちらの調査は行わなかった。東大路通りの生垣も樹木調査の対象外とした。

図2. 吉田寮全体図

調査方法

(1) 樹種同定

寮内の各調査エリアに生育する樹木の種同定を行った。対象とする樹木は地際の幹直径が1cm以上のものとした。地際から幹が枝分かれしている場合は、それぞれの幹を1本の独立した株として数えた(図3左)。一方、地上数十cm~胸高(地上1.2mの高さ)において幹が枝分かれしている場合は2又、3又などと数え、それぞれを独立した株とは見なさなかった(図3右)。中庭には一部の寮生が育てている園芸種が植わっているが、それらの種は対象外とした。種同定を行った後は、それぞれの株に番号を付した。

図3. 幹枝の数え方。 左:地下部は同じ株だが地上部根本から幹が枝分かれしている場合、枝分かれしたものを別々の株として数える。 右:地上数十cm~胸高(地上1.2m)までの間に幹が枝分かれしている場合は一本として数える。

(2) 樹木位置図の作成

 (1)で付けた樹木の番号を地図上にプロットした。現棟周辺は樹木が多数生育しているため、図2に記載の各エリアをさらに複数のエリアに分けた(図4)。

図4. 吉田寮現棟外構図(簡易)および樹木位置図の区分け

【調査方法】より、図1で示された南駐車場は①・②の2エリアに、中-南寮間中庭は③・④・⑤の3エリアに、中-北寮間中庭は⑥・⑦・⑧の3エリアに、北寮北は⑨・⑩の2エリアに分けられた。図左の⑫は食堂・新棟エリアを指す。

(①:南寮駐車場-西、②:南寮駐車場-東、③:中-南寮間中庭-西、④:中-南寮間中庭-東、⑤:中-南寮間-トイレ周辺、⑥:中-北寮間中庭-西、⑦:中-北寮間中庭-東、⑧:中-北寮間-トイレ周辺、⑨:北寮北-東、⑩:北寮北-西、⑪:管理棟-西)

(3) 胸高直径・樹高測定

 (1)でプロットした樹木のうち、胸高直径(高さ1.2mにおける幹直径)が15cm以上の株については胸高直径を記録し、三角測量4による樹高測定を行った。株立ちの樹木で複数株が胸高直径15cm以上の場合は、(1)で付した一番若い番号の株に樹高を記した。

草本・シダ調査

調査期間:2023年6月~2024年3月

調査エリア:吉田寮現棟の南駐車場、中-南寮間中庭、中-北寮間中庭、北寮北側、管理棟西、食堂北側、イチョウ並木、新棟周囲 (図2)

調査対象および方法:調査期間中に出現する草本・シダを対象とし、各調査エリアにて出現した種を記録した。草本やシダ(特に夏緑シダ)については植物体が地上に出現する期間が限られている。ゆえにこれらの種は1ヵ月に1回の頻度で調査・記録を行った。草本・シダは樹木位置図掲載の対象外とし、胸高直径や高さも測定の対象外とした。

 加えて、「樹木調査」「草本・シダ調査」の2項目の調査より、吉田寮敷地内に生育する植物種リストを作成した。

樹木調査

(1) 吉田寮敷地内の樹種

本調査で確認された樹木は54種(表1)、地際の幹直径が1cmを超える樹木は合計840本であった(別資料「吉田寮植生調査結果.xlsx」を参照)。最頻出樹種はシュロ(162本)であり、その他頻出樹種はアラカシ(148本)、エノキ(82本)、センダン(57本)、ムクノキ(42本)であった。

ここで、吉田寮の樹木を代表する上記頻出樹木5種について紹介する。最頻出樹種のシュロ(Trachycarpus fortunei)は九州南部以南に自生するヤシ科の常緑高木である(図5-a)。暖地では公園や庭などに植栽されているが、関東以西において、鳥による種子散布の影響で市街地を中心に野生化している。吉田寮現棟では中庭をはじめどのエリアでもシュロが植わっており、現棟を象徴する植物となっている。

アラカシ(Quercus glauca)は本州の東北南部から沖縄までの暖温帯・亜熱帯に自生するブナ科の常緑高木である(図5-b)。京都をはじめ平地の林や山麓に普通に生えており、暖温帯を代表する樹種の一つでもある。吉田寮では近衛通り沿いの林(図4の②)のみに生えており、時折株立ちも見られる。

エノキ(Celtis sinensis)は本州以南に自生するアサ科の落葉大高木で、公園樹など人里に多く植栽されている身近な樹木である(図5-c)。寺や神社などでは樹高20mを超えるエノキも多く植わっており、吉田寮でも樹高15mを超える株が現棟中庭および周辺に複数確認された。

センダン(Melia azedarach)は四国・九州・沖縄に自生するセンダン科の落葉高木である(図5-d)が、野生化により関東南部まで分布する。樹高は平均して約7-10mであるが、エノキと同様に大きいものでは樹高20mに達し、吉田寮でも10mを超える株が現棟中庭に複数確認された。

ムクノキ(Aphananthe aspera)は関東から沖縄の暖温帯に自生するアサ科の落葉樹である(図5-e)。同科のエノキに似た葉を持つが、エノキが葉の先半分に鈍い鋸歯があるのに対し、ムクノキは葉全体に角ばった鋸歯があることで識別できる。ムクノキもエノキと同様樹高20mに達することがあるが、吉田寮の現棟では樹高20m前後の目立ったムクノキは確認されなかった。

図5. 吉田寮の最頻出樹種。(a)シュロ、(b)アラカシ、(c)エノキ、(d)センダン、(e)ムクノキ。

今回確認された樹種は多くが温帯(暖温帯)に分布する樹木であった。加えて、亜熱帯気候などに属する種が他に複数種類確認された。アコウとクロツグ、ゲッケイジュである。

アコウ(Ficus subpisocarpa)は本州の紀伊半島、四国、九州から琉球の海岸付近に生えるクワ科の常緑高木である(図6-a)。南方系植物5であるが、時に公園樹としても植栽される樹木である。吉田寮では中-北寮間中庭(図4-⑦)にて1株のみ生えているのが確認された。

クロツグ(Arenga engleri)はトカラ列島以南の琉球に分布するヤシ科の常緑小高木である(図6-b)。樹木といえども幹部分が無いこともあり、地面近くから1.5mから2.5mに達する葉が根生することもある。地面近くから扇状に広がる特徴的な形をしたヤシ科樹木であり、稀に植栽されることがあるという。

ゲッケイジュ(Laurus nobilis)は地中海原産のクスノキ科の常緑中高木であり、葉は料理の香りづけに利用される(図6-c)。寮生が育てているものではないが、中-南寮間中庭のバクチノキに多株が食い込んで生育しているのが確認された。ゲッケイジュは現棟の中庭に2カ所しか生えていなかったが、株の数がムクノキに次ぐ6番目の頻出種であった。

しかしながら、吉田寮に何故これらが植わっているのか、経緯については不明である。

図6. 吉田寮に生える他気候性の樹種。(a)アコウ、(b)クロツグ、(c)ゲッケイジュ。

 確認された樹種の中には直径が1cm未満の幼木や低木、またつる性の樹木も見られた。確認された54種の樹木のうち、サネカズラ(Kadsura japonica)、アケビ(Akebia quinata)、アオツヅラフジ(Cocculus orbiculatus)、ヤマブキ(Kerria japonica)、サンショウ(Zanthozylum piperitum)、ヤドリギ(Viscum album subsp. coloratum)、マンリョウ(Ardisia crenata)、キヅタ(Hedera rhombea)の9種がこれらに該当する(別資料「吉田寮植生調査結果.xlsx」の「草木・シダ・その他樹木」を参照)。

確認された樹種のうち、ヤドリギは京都府の種子植物レッドリスト(2015)に絶滅危惧種として記載されている。また、外来種として植わっている樹木が多く、京都府外来種データブック(2020)より、24種が国外からの移入種や栽培品種の逸出によるものであった。特定外来生物6に指定されている種は確認されなかった。

(2) 樹木位置図

樹木の詳細な位置図については別資料「吉田寮植生マップ.pptx」を参照されたい。ここで、地際の幹直径が1cm以上に達しない樹木(キヅタ、マンリョウなど)は位置図には記載されていない。

吉田寮敷地内に生える840本の樹木のうち約500本が、近衛通り沿いエリア(図4-①,②)および食堂・新棟周囲のエリア(図4-⑫)を除いたエリアに満遍なく生育していた。一方、近衛通りの樹木は人が容易に歩けない程度の密な生育状況であり、林の状態であった。近衛通りの歩道のスペース確保のため定期的に剪定が施されているが、寮敷地内での剪定・伐採はされていない。全本数の約3分の1である256本が近衛通り沿いエリアの林に集中していた。食堂・新棟周囲エリアは、そもそも学生等が使用する通り道があり、地面が人工物で覆われている事を考えると樹木が生育できる場所が限られる。故に、吉田寮管理棟出入口から東大路通に出るまでの並木道や食堂北部の菜園の縁などに80本程度が生育しているだけである。中庭や北寮北側は100本~150本程度の樹木の密度であった。

以上より、樹木の分布密度についてはエリアの用途により様々である事がみてとれた。

(3) 樹高

 胸高直径が15cm以上の樹木は寮全体で99本であった。これらの樹高は最小で4.1m(シュロ)、最大で25.5m(クスノキ)を記録した(「吉田寮植生調査結果.xlsx」より)。吉田寮敷地内には樹高20mを超える樹木が計10本確認された。中には胸高直径が100㎝を超えるものが計7本確認され、最大144.2cmを記録した。

草本・シダ調査

本調査で確認された草本植物は吉田寮全体で72種、シダ植物は9種であった(表2,3)。うち吉田寮内の複数にわたるエリアに広範囲で生えていたのはドクダミ、ヤブジラミ、ヒメジョオンなどであった(図7)。また、限られたエリアに集中して生えているものもあり、南寮駐車場(図4-①,②)には秋季にヒガンバナが咲いているのを確認できた。

ドクダミ(Houttuynia cordata)は本州から琉球に分布するドクダミ科の多年草である。日陰の土地に群生し、臭気を放つ。毎年6-7月ごろに白色の花を咲かせ、吉田寮の中庭や管理棟付近を覆う。

ヤブジラミ(Torilis japonica)は日本全土に分布するセリ科の越年草または多年草である。葉には細かい切れ込みがあり、5-7月に白色の小さい花を咲かせる。吉田寮では中庭や管理棟前などで見ることが出来る。

ヒメジョオン(Erigeron annuus)は北米原産のキク科の一年草または多年草である。花期は6-10月と長く、白色から淡紫色の小さな花弁が上部に集中した頭花をなす。吉田寮では中庭や食堂北側で夏から秋にかけて咲くのが見られる。よく似た種にハルジオン(Erigeron philadelphicus)があるが、花期や葉の付き方が異なるといった特徴がある。吉田寮にはこれら2種が両方とも生育している。

ヒガンバナ(Lycoris radiata)は、中国原産の多年草で、全国の人家に近い田畑の縁や堤防、墓地などに生える。9月頃に花期を迎え、朱赤色の花が人目を引く。吉田寮では南寮南の駐車場で一斉に開花する。

シダ植物は吉田寮の建物の地際などに生える傾向が見られた。一方で比較的大きな樹木に着生7するシダも見られた(図8)。ノキシノブ(Lepisorus thunbergianus)は北海道から琉球に分布するウラボシ科のシダである。石垣、岩上や樹幹などに着生しており、かつ単葉8のシダであるため目につきやすい。

確認された草本・シダのうち、京都府レッドリスト(2015)に絶滅危惧種として記載されている種は無かった。一方で、国外からの移入または栽培品種の逸出と考えられているものは15種確認された。特定外来生物に指定されている種は確認されなかった。

本調査において記録対象とした草本およびシダは、常緑のシダを除くほとんどの種が、一年のうち地上に出現する期間が限られている。そのため、調査する時期によっては調査員らによる見逃しが十分にあり得る。故に、吉田寮の植生を明らかにする上では継続的な調査の実施が必要となる。

図7. 吉田寮に広範囲に生える草本。(a)ドクダミ、(b)ヒメジョオン、(c)ヤブジラミ、(d)ヒガンバナ。

図8. 樹木に着生するノキシノブ。

結論

本調査により、吉田寮には複数の気候区に属する多種多様な植物が植わっている事が明らかになった。また、国内および京都に自生する種に加えて、外来種、逸出した栽培品種が混在した環境が形成されていることが分かった。同時に、現棟の高さを超える木々が目立っており、これほどに成長するのは数十年近くも剪定がなされていないためと考えられる。以上の事から、植生を以て吉田寮110年の歴史がうかがえるものとなった。

今回確認された維管束植物は合計135種であった。京都府レッドデータブックに記載のある種も含まれており、多くの種が生育できる環境が存在している事が示された。一方で、ただし、草本・シダ(夏緑シダ)は地上部の出現時期が種によって異なることから、報告書の記録にない種が発見される可能性があると考えられる。故に、今後も吉田寮の草本・シダについては継続して調査を行う必要がある。

注釈

  1. 現棟:吉田寮における複数の建物のうち、1913年に建設された学生寄宿舎のこと。 ↩︎
  2. 維管束植物:維管束を持つ植物グループのこと。シダ植物(大葉シダ植物および小葉植物)と種子植物(裸子植物と被子植物)を含む分類群を指す。 ↩︎
  3. 新棟:吉田寮における複数の建物のうち、2015年に新しく建てられた学生寄宿舎のこと。 ↩︎
  4. 三角測量:三角形の一辺と両端の内角から新たな点の位置を求める原理(三角法)に基づいた測量方法。本調査では角度計および巻き尺を用いて三角測量を行った。 ↩︎
  5. 南方系植物:地球が現在より温暖であった時代に、暖帯に分布していた植物が北上して現在自生している植物。南方に行くにつれ多く分布し、北方では極端に少ない。 ↩︎
  6. 特定外来生物:外来生物であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼす可能性があるもの。指定された生物の取り扱いについては、輸入、放出、飼養等、譲渡し等の禁止といった規制がかかる。 ↩︎
  7. 着生:樹木の幹枝や岩盤などに根を張る生育様式のこと。この特徴を持つ植物を着生植物という。 ↩︎
  8. 葉軸に達する切れ込みが無い、羽状にならない葉のこと。 ↩︎

謝辞

最後に、本調査を行う際に樹木位置図作成方法などをご指導いただいた、国立大学法人東海国立大学機構・岐阜大学大学院自然科学技術研究科の中藤駿氏に深くお礼を申し上げる。

参考・引用文献

書籍

海老原淳 (2016)『日本産シダ植物標準図鑑Ⅰ』(学研)

海老原淳 (2017)『日本産シダ植物標準図鑑Ⅱ』(学研)

林仁之 (2020)『山溪ハンディ図鑑14 増補改訂 樹木の葉』(山と溪谷社)

大橋広好, 門田裕一, 邑田仁, 米倉浩司, 木原浩 (2015)『改訂新版 日本の野生植物1 ソテツ科~カヤツリグサ科』(平凡社)

大橋広好, 門田裕一, 邑田仁, 米倉浩司, 木原浩 (2021)『改訂新版 日本の野生植物2 イネ科~イラクサ科』(平凡社)

大橋広好, 門田裕一, 邑田仁, 米倉浩司, 木原浩 (2021)『改訂新版 日本の野生植物3 バラ科~センダン科』(平凡社)

大橋広好, 門田裕一, 邑田仁, 米倉浩司, 木原浩 (2021)『改訂新版 日本の野生植物4 アオイ科~キョウチクトウ科』(平凡社)

大橋広好, 門田裕一, 邑田仁, 米倉浩司, 木原浩 (2021)『改訂新版 日本の野生植物5 ヒルガオ科~スイカズラ科』(平凡社)

村田源 (2004)『近畿地方植物誌』(特定非営利活動法人 大阪自然史センター)

岐阜大学キャンパス植物マッププロジェクト (2023)『岐阜大学 ミドリイロノジンセイ -キャンパス植物まるわかりBook-』

ウェブサイト

京都府 「日本の外来種対策」

(https://www.env.go.jp/nature/intro/1law/outline.html  2024年9月21日閲覧)

京都府 (2020) 「京都府外来種データブック(2020)」

(https://www.pref.kyoto.jp/gairai/databook2020.html 2024年9月20日閲覧)

京都府 (2015) 「京都府自然環境目録 京都府の種子植物一覧」(https://www.pref.kyoto.jp/kankyo/mokuroku/bio/flower.html 2024年5月23日閲覧)

高根沢町図書館/高根沢町デジタルミュージアム (https://adeac.jp/takanezawa-lib/text-list/d100010/ht000580 2024年7月3日閲覧) 

植物一覧表

表1. 吉田寮敷地内樹木リスト

外国原産の樹種、日本国内に分布するが京都府内には自生しない樹種、栽培品種等の樹種には▲を付した。また、つる性・寄生性の樹木については〇を付した。

表2. 吉田寮敷地内草本リスト

外国原産の草本、栽培品種等の樹種には▲を、つる性の草本については〇を付した。

表 3. 吉田寮敷地内シダ植物リスト

着生のシダについては○を付した。