【2022/10/17 声明】UAQ(ケレタロ自治大学)の執行部に抗議する

[声明]UAQ(ケレタロ自治大学)の執行部に抗議する

ストーカー行為を行なった加害者学生を擁護し、そして、これまで、数々の性暴力事件を意図的に隠蔽してきた大学当局に対して抗議するため、10月1日、メキシコのケレタロ自治大学(Universidad Autónoma de Querétaro、以下UAQ)の学生たちは、学生連合学部(Facultades Unidas UAQ)を組織し、全学ストライキを起こした。しかし、このストライキに対するテレサ・ガブリエル総長を中心とする、UAQの執行部の返事は、謝罪ではなく、機動隊を動員した学生弾圧だった。

京都大学の一方的な弾圧と闘っている吉田寮自治会は、このような大学による暴挙を「海外のとある大学の問題」として他者化し、看過することはできない。

したがって、我々は、UAQの執行部に対して厳重に抗議する。

経緯

10月1日、UAQで学生たちが全学ストライキを起こした。ストーカー被害を受けている学生が公式的な手続きを踏んで加害学生を告発したが、大学当局の処置は、加害者の通学時間を変えることだけだった。結局、加害者は数日前銃器で武装してキャンパスの中に入り、学生を脅迫した。UAQでは、この事件以外にも数百件の性暴力事件が意図的に隠蔽されてきた。学生たちはこの事実に憤慨し、ストライキを起こした。

学生たちの直接行動は、現在キャンパスの5カ所の中の2カ所を占拠している。学生たちは、数多い性暴力事件を隠蔽し、黙認したテレサ・ガルシア総長と告発加害行為をおこなってきた教授の辞任を要求している。しかし、総長は全ての嫌疑を否定し、ストーカー学生と他の加害者を擁護している。また、学内では、機動隊まで投入され、キャンパスの学生たちと対峙している。

2022/10/17 吉田寮自治会