吉田寮現棟・寮食堂明渡請求訴訟

吉田寮現棟・寮食堂明渡請求訴訟

 京都大学当局は2019年4月26日、吉田寮に居住する約100名の寮生の中で現棟に居住する20名を選択して、建物明渡請求訴訟を起こしました(2020年3月31日に新たに25名が追加で提訴され、合計45名の寮生・元寮生が被告とされています)。京大執行部が話し合いによる解決ではなく法的措置に訴えたことに強く抗議します。
 様々な人が大学で学ぶ権利を守るため、吉田寮という福利厚生施設を未来につなげるために、私たちは裁判においてもはっきりと従来の主張を述べていくつもりです。一方で根本的な問題解決のため、京大執行部に対しては、直ちに訴訟を取り下げて話し合いを再開するよう求めます。

吉田寮自治会の見解:
吉田寮現棟の明け渡し訴訟に対する声明文」(2019年5月5日)
【吉田寮現棟・食堂明渡請求訴訟】追加提訴訴状送付に伴う声明」(2020年8月6日)

~第一審について~

2月16日、吉田寮訴訟の第一審・判決が下されました。現寮生の被告の8割にあたる14人の居住権及び、確約の法的有効性、自治会の法的主体性が認められるという、寮自治会の主張が大幅に反映されたものでした。

大学に対しては、この判決を重く受け止め、対話を再開することを、引き続き求めていきます。

傍聴には200名以上の方が並んでくださり、報告集会も満席でした。

ご支援いただいている皆様方、本当にありがとうございます。
引き続きよろしくお願いいたします。

第一審・判決を受けての吉田寮自治会の見解:

吉田寮現棟・食堂明渡請求訴訟 第一審・判決を控えて」(2024年2月1日)
吉田寮現棟・食堂明渡請求訴訟 第一審・判決を受けて」(2024年2月19日)
吉田寮現棟・食堂明渡請求訴訟第一審判決において敗訴した寮生被告の控訴について」(2024年2月28日)
吉田寮現棟・食堂明渡請求訴訟における原告・京都大学側の控訴に対する抗議声明」(2024年2月29日)
『吉田寮現棟に係る明渡請求訴訟の控訴について』に対する反駁」(2024年3月5日)
公開質問状(山極壽一氏および川添信介氏宛)」(2024年4月9日)

~第一審・判決言渡日のようす~

 

~他団体からの声明・要求書~

~過去の集会のページ~

 

毎回の口頭弁論の後には「裁判報告集会」を開き、裁判の報告や吉田寮・京大をめぐる近況などを発表しています。以下、過去の集会での発表内容を掲載します。