201001要求書に対する京都大学役員一同の無回答への抗議声明
2020年11月20日
吉田寮自治会
さる10月1日、我々吉田寮自治会は、京都大学役員一同(以下、役員一同)に対して、話し合いの再開と確約の引継ぎ、そして裁判の取り下げを求める要求書を提出し、回答期限を10月31日に定めた[1]。しかし、回答期限が過ぎたのにもかかわらず、役員一同は回答を示していない。
このような役員一同の態度は、民主主義の重要な要素である話し合いを軽視する非民主主義的なものであると言わざるを得ない。また、我々は回答を示せない場合、その理由について説明することも求めた。だが、京大役員はその理由についても、厚生課窓口職員の後ろに隠れて、何一つ説明していない。
これが「自由」や「話し合い」を重んじる大学の姿なのだろうか。そうではないだろう。また決定権をもたない窓口職員に寮生への対応を押し付けることは、役員らより弱い立場に置かれている大学職員に対する著しく不当な労働力の搾取である。
我々は、このような役員一同の非民主主義的かつ労働搾取的な、卑怯極まりない態度に対し、厳重に抗議するとともに、直ちに裁判を取下げ、確約を引継ぎ、話し合いを再開することを要求する。
[1] 京都大学吉田寮自治会(2020)「2020年10月からの京都大学役員一同への要求書」https://www.yoshidaryo.org/archives/seimei/1065/